5カ年計画と本棚。

  • 2015.06.03 Wednesday
  • 04:30

5カ年計画と本棚。

インテリアデザインの仕事に10年くらい関わってきて、現在ニューヨーク。
デザインに関わる本や雑誌は勿論だけど
本棚を整理して気付いたのがデザインと経営哲学などの本が約50・50くらいな事。
最近読んだ本ではDeNA創業者 南場智子さんの「不格好経営」が心に響いた。
この本もそうだけど、良いと思った本は自分が尊敬してる人から進められたものばかり!
テツ さんありがとうございます!!
本は自分が尊敬している人からのオススメは必ずホームランを打ってくれる。
マネージメントの父 ドラッガーのマネジメントは
数年前に流行った「もしドラ」の時にサラっと読んだけどその時はあんまり響かなかったが最近読むと雷が何度も落ちた。
フィリップ・コトラーの「マーケティング・コンセプト」はイチローなみのヒットを連発してくれた!
村上隆さんの「芸術企業論」なんかはもう5回は読んでいるだろう。
「本って自分を表わしているなぁ」と思う。
この50・50の割合を見て自分に問いかけると気付いた。

「自分はモノをデザインするもの好きだけど、人・組織・チームをデザインするのはもっと好きだと!」

ボクは超一流を目指したい。だって、人生一度きりだもん!

だけど自分の事を冷静に分析すると、そんな事はとても無理なのである。

でも、チームでやれば出来ると思ったし、そのチームは自分には築けれると思った!

でもどうして、デザイナーなのにこういう経営関係の事に興味があるかと思うとやっぱり過去の経験からだ。

デザイン業務はハードな仕事故に、ボクは大切な人に何度も迷惑 & 我慢させてきた。

“デザインの仕事ってそういうもんなんだよ。”

ってあたり前のように言ってたけど大切な人を淋しがらせるほど
自分の情けなさを痛感する瞬間はない。でもやりたい事はある。自分達はわがままに生きすぎている。

その結果、あとに気付いたときには遅い。人間、一人でなんて生きていけないのに。その両立が最も難しい。

だからこそ、自分は好きな事で。最少の労力で最大の効果が発揮できるチームにしたいと勉強中なのである。

そんな事が実現できるリーダーのような存在になる事を目指している。

ドラッガーが言うにはリーダーの条件とは「やるべきことをやっていること」そして

「資質 × 学習 × 経験」  が必要なのだという。

少なからず「オレやってるな!」と自負している。笑 (※資質はナゾですが)
ある程度の経験を積んで、日本ではやっていけそうだと正直実感しましたがそれらを捨ててニューヨークに来た。

はっきり言って、正しいかは分からないし不安になる事もしょっちゅう。。。

完全否定される事もあったなぁ。。。(つい最近)けど思うのです。

「自分の選択を正しかったものにする事がボクの役目でもある」と。

まぁ、言いたい事はこの前あるWEBマガジンの取材で

「インテリアデザイン業界のアップルを目指す」

と言ってしまったのでリリース前のストレッチなのである。でもこれには気持ちのブレもないし本気度200%だ。

これまた尊敬する方との約束がある。

そのためには3年後、そして5年後のビジョンを明確にデザインし実行に移していく事がボクの5カ年計画だ。

(しとしと降る雨がいろいろと考えされられました。さっ、やることやらなきゃ!)

あけましておめでとうございます。

  • 2015.01.01 Thursday
  • 20:39


あけましておめでとうございます。

昨年は非常に多くの人に支えられご声援を頂き、改めて自分の恵まれた環境に感謝しております。
まだまだ、未熟な自分ではありますが本年もご指導ご鞭撻、宜しくお願い申し上げます。

振り返るとNew Yorkに来てからは正直、辛い事しかありません。
壁にぶつかるばかり。
しかし経験が自分を成長させてくれる事を日々実感し、新たな未来へと導いてくれています。

写真を振り返っていると2008年に初めてNew Yorkに来た時の写真を見つけました。
それはGUCCIの仕事で来た時に5th aveのGUCCI storeの前で撮った写真です。
新たなステージの始まりでした。
当時在籍していた西脇一郎デザイン事務所を退職する際、ボスの西脇氏と二人で食事に行きました。


そして、ボクは尋ねました。









 

“どうしたら、先生のようになれますか?”











“自分を信じていればなれるよ”









 

『自分を信じ続ける』とは、こんなに難しい事はありません。
避難される事もあれば、“もう十分頑張ったから、もういいじゃない”と優しく言われたり。
そこで辞めるか納得するまで進むか。ハードルを下げるのも自分次第。




 

“先生、ボクはまだ信じて進んでいます。そしてこれからも自分を信じて頑張ります”






2015年1月1日
前田 翼
from New York

ウィキペディア(Wikipedia)

  • 2014.08.09 Saturday
  • 16:45





ちょっと、真面目な事を書きます。






学生、ビジネスマンの人でウィキペディアのページを見た事がない人はいないのではないでしょうか?
つい先日、知らない言葉を調べるためにネットで検索したところ、いつものようにウィキペディアのページに導かれました。

そこで、少し心に響くメッセージが表示されていたのでご紹介したいと思いました。
それはウィキペディアへの寄付です。








コレをご覧ください。



















そして、ボクは気持ち多めの5ドルを寄付しました。








このメッセージにある、











“今読んでいる皆様が3ドルの寄付をしてくだされば、この募金活動は1時間以内に終わるでしょう”











そして約一時間後、メッセージは表示されなくなっていました。










まず、これを見て感じたのはこの言葉が持つプレゼンテーションの高さ。
具体的な数字を打ち出されるとかなり信頼性が増す。
そんな印象をこの文章から受け寄付するに至りました。

振り返るとつい最近、私事の中で似たような経験をしましたが、
それは悩みに悩み抜いた、ある意味全てを賭けて出した答えの結果として具体的な数字を出さざるを得ない状況に
行き着いた訳ですが、大きな事に挑戦するという事は本来の目的達成の満足感だけでなく
それらに付随する壁を乗り越える事で沢山の学びを得られる。という事に気づいたのです。

少し話しはそれましたが寄付をした後、ウィキペディア財団からメールが届きました。
そのメールもまた多くの事に気づかされるメッセージだったのでご紹介したいと思いました。














下記、ウィキメディア財団 事務長 リラ・トレチコフ氏からのメッセージ











 

Maeda 様

 

世界中のすべての人に情報を届けるというとても貴重な贈り物をありがとうございます。

 私、リラ・トレチコフは、ウィキメディア財団の事務長です。この一年間、287言語におよぶ百科事典を構築し、またそれを世界中でさらにアクセスしやすくする私たちの営みは、あなたのような方々からの篤志によって支えられてきました。私たちは特に、教育を受けるのが難しい人たちがおかれた状況を変えるため邁進してきました。例えば、インドのソーラープルで生まれたアクシャヤ・アイエンガーのような人に、知識を提供しています。アクシャヤは、織物業が盛んな小さな町で育ち、ウィキペディアを一番の教科書として学んできました。この地域の学生にとって、十分な本を持つのは難しかったのですが、携帯のインターネットがあったため、閲覧したウィキペディアがとても役立ちました。アクシャヤは、インドで大学を卒業し、今ではアメリカでソフトウェアエンジニアとして働いています。彼女は、彼女の知識の半分がウィキペディアのおかげだと語っています。

 このような話は珍しいものではありません。私たちは志高い使命をもって、幾つもの課題に立ち向かっています。ウィキペディアが、非営利団体によって運営され、皆さまの寄付によって成り立っていることに多くの利用者は驚きます。毎年、ウィキペディアという「人類の知識の総和」をすべての人に提供し続けるために、何とか足りるだけのご寄付をいただいています。この使命を実現可能なものとしてくださる皆さまに、心から、感謝いたします。

ウィキペディアの5億人の読者、何千何万人というボランティア編集者、そして当財団職員を代表しまして、皆さまに御礼申し上げます。 おかげさまで、今年もまた広告を掲載せずにウィキペディアを運営することができました。

ありがとうございます。
リラ













これを読んで当たり前のようにウィキペディアを使っている自分が何だか情けなくなりました。
皆さんは何を感じますか?

他人に何かを与えれるというのは幸せな事。
そして、自分もデザインを通じてそんな事が出来ればさらに幸せだな〜と。

何度もくじけそうな事がありますが、そんな事が出来るようになる為に頑張りたいと改めて決意しました。
もしまた今後、このメッセージが現れたら寄付しようと思います。

是非、皆さんもウィキペディアからのこのメッセージを見かけたら検討してみてください。
何だか少しだけ幸せな気分になれるかもしれません。

 

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